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「芒」 2024|木材、藁、芒、和紙、麻紐、車輪
長崎県の離島、対馬に約1ヶ月滞在して制作した作品。かつて対馬では「対州馬」(たいしゅうば)と呼ばれる在来馬が人々と共に暮らしていた。この作品では、今や対馬に数十頭が残るばかりの対州馬について調査し、数頭の対州馬の立体作品と、車輪をつけた立体作品を集落をひいて歩き、馬の目線の位置から撮影した映像を制作した。
対馬の人々は対州馬を島内の移動や農作業に使い、一頭一頭に名前をつけ家族のように大切にしていたが、ある時期から石炭運びのために九州の炭鉱に出荷され、命が尽きるまで坑内で過酷な労働を強いられていた歴史がある。人々に愛されていた対州馬の亡霊が、ふたたび対馬の地で集落を自由に歩き回る様子を作品を通して再現した。
立体作品を構成する木材の一部は、集落の家を解体した際に出たもので、藁は稲刈りに参加した際にいただいた。滞在先の地域の方々の協力を得て、時には飼育していた対州馬についての思い出を聞きながら制作を進めた。
協力:NPO対馬郷宿、厳原町内院の地域のみなさん ※敬称略
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