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「A Cherry Pit Spit Out from the Sky」 2026|木材、藁、土、粘土、水
「European Capital of Culture 2026 Trencin」展示風景(トレンチン、スロバキア、2026年)
本作はスロバキアのトレンチンに約1ヶ月滞在して制作した作品。展示場所である「Cherry Orchard」は、地域の人々によって100 年以上維持されてきたトレンチン城近くのさくらんぼ園で、この場所で長年繰り返されてきた人々や鳥がさくらんぼを味わい楽しんだ様子を想像し、さくらんぼの種の形をした立体作品を制作した。作品は、木材の構造の上に、藁・土・水を混ぜた素材を塗りつける、日本家屋の土壁に近い技法で制作している。「種」は、新しい生命を抱く「家」であり「器」であり、さらには「生き延びるための術」でもある。本作品は歳月の経過とともに表面の土が崩れたり、作品表面からは草が生えたり、小さな生き物が住み着くなど、作品自体も自然の一部として姿を変え続ける。実際のさくらんぼもそうであるように、この場所で繰り返されてきた人と自然の循環、そして流れゆく時間そのものを表現しようとした。
協力: 黒田大スケ ※敬称略
Commissioned by Trencin 2026 / Supported by EU-Japan Fest
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